GLOBALG.A.P. 国際認証
GLOBALG.A.P.認証書
正式名称は「GLOBAL G.A.P.」。G.A.P.は、GOOD、AGRICULTURAL、PRACTICESの頭文字をとった略語で、農林水産省によると「農業生産工程管理」と訳され、「農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組」と定義されている。
GLOBALG.A.P.認証とは、前述の取組が適正に行われていることを証明する国際認証のことである。もともとドイツの有限会社Food PLUS GmbH が策定したGAP認証であり、主に欧州で普及している。既に世界130か国以上に普及しており、実体として国際標準と同等のものとの見方がされている。認証は食品安全、労働環境、環境保全の観点から持続可能な生産活動を行っている企業に付与される。
日本国内でGAP認証に対して関心が高まっている背景には、2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの選手村で提供される食材の調達基準の要件を満たす方法としてGAP認証が示されていることなどがある。
グローバルGAPは適正な農業の取り組みを証明する国際基準と言えます。